Projects

目的

 LIFE Studyは,自治体が保有する保健・医療・介護・行政等の健康関連データを住民単位で統合したデータベースを構築し,今後20年間に渡り追跡評価することで,ライフコース健康学を創出します.健康の関連要因・健康の波及効果の解明,データサイエンスに立脚したEvidence-Based Health Policyの変革,ヘルスケア産業における開発プロセス革新などを通じて,健康寿命延伸と健康格差解消に向けて創発的に研究成果を産出することをめざしています.

保健・医療・介護・行政等の統合データベース構築

 LIFE Studyは,自治体が保有する各種健康関連データを個人単位で連結するために,自治体内でデータ突合・個人情報削除を行い,データを収集しています.九州大学にてデータベース加工した後に,共同研究者が医学研究を実施しています.

LIFE Common Data Model

 LIFE Studyは,自治体から収集した各データを標準化するためにCommon Data Model(CDM)を開発し,全てのデータをLIFE CDM形式にてデータベース化を実施しています.それにより,複数の自治体データを統合したエビデンス創出が可能になります.

全方位的プロジェクト創発

 LIFE Studyは,医療レセプトデータを基軸に様々な健康関連データを統合化することで,対象疾患・対象領域を問わない全方位的なプロジェクトを創発しています.例えば,予防接種台帳と統合化したVENUS Studyやライフログと統合化したSHINE Studyなどが独立プロジェクトとして成長し続けています.

ライフコース健康学の創出

 LIFE Studyは,対象者を最大20年間追跡することを目標にしています.それにより,ライフコースにまたがった健康関連要因の解明・健康波及効果の検証が可能になると期待されます.

LIFE-SHINE Study*:次世代エコシステム創出

 LIFE Studyは,介護予防教室や特定健診会場などにおいて対象者の詳細な健康データを取得し,レセプトデータにて予後評価を行う前向きコホート研究を実施可能なプラットフォームを構築しています.

*Sustaining Health by Integrating Next-generation Ecosystems

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